メンタルヘルスは食事から貧血でなくとも『鉄欠乏』です

最近体がだる~いと感じていると感じている人が多くいます。

その原因として季節の変わり目の自律神経の乱れや貧血などがあります。その中で意外に多いのが鉄分不足による「隠れ貧血」です。現代の女性の健康と美容には鉄分が必要です。

血液検査で貧血ではないから大丈夫と思われがちですが、赤血球以外の鉄が不足すると

心身ともに不調が出てきます。鉄不足は男女問わず、特に女性や子供の健康維持に大きく関わり、特に生理のある多くの女性が鉄欠乏と言われています。

 

目次

●意外と見落としがちのフェリチンの数値

●自分で見るセルフチェック

 

意外と見落としがちのフェリチンの数値


鉄欠乏はフェリチンの検査をチェックし、貧血はヘモグロビン値で見ます。この違いは

ヘモグロビン値はお財布のお金、フェリチンは通帳のお金と見立てます。

健康的な余裕がある生活を送るにはフェリチンが重要です。

 

ヘモグロビン値が基準値以内なのに貧血かなと思わる症状は、

イライラ、憂うつ、神経の過敏さ、硬いものを噛みたい、注意散漫、記憶力、学習能力低下、

爪がぺったんこ、疲れやすい、食が細い、眠りが浅い、冷え、頭痛、あざ、抜け毛

足がムズムズ、多動(落着きがない)などがあります。

 

鉄は全身の細胞のエネルギー産生に欠かせないミネラルの一つなので、すべての臓器に

影響を与えます。食事から鉄分を補うにはタンパク質(肉魚)を中心に野菜を摂取しますが

せっかく鉄をとっても、食べ合わせによっては吸収が妨げられてしまうため注意が必要です。

緑茶や紅茶、コーヒーなどに含まれるタンニンは鉄の吸収の妨げになります。食事中に

濃いお茶やコーヒーを飲むのは控えたほうがいいでしょう。

 

ほかにも、加工食品に添加物として含まれる「リン酸」はインスタント食品やスナック菓子、ジュースなどに多く含まれ、鉄分や体に必要なミネラルの吸収を阻害して排泄してしまい

 

体の細胞に十分な栄養が届かず体調不良が続くことがあります。この状態を「栄養型うつ」といいます。

自分で見るセルフチェック


また、貧血症状の人が現れやすい症状として、「爪」を観察してみるとよくわかります。

丸いアーチがある爪が健康な状態です。丸いアーチが少ない爪や光沢のない爪はやや貧血傾向状態が疑われます。

縦線が入っている場合は鉄分があっても使えない「炎症タイプ」の可能性が考えられます。

 

慢性炎症と言われ自覚症状がなくても体のどこかに小さな火事(炎症)が起き、心と体の不調の原因になります。

体に炎症があると、体は細菌に感染したと思い細菌のエサとなる鉄を血液中に流さないようにします。

体に鉄があっても必要な所に鉄が届けられずに鉄欠乏状態になりやすいです。

 

肥満傾向の方、やせ型でも脂肪肝、ストレスが多い方は生活習慣や環境を見直してみましょう。

体調がいまいち優れない。。。そんな時は「フェリチン」が大切なカギを握っていることもあります。

健康診断では大丈夫なのに、心と体の元気が足りないと心当たりがある方はお気軽にご相談ください。